前回「禁酒と体調の変化」の記事で、禁酒開始から約2週間までの経過をお知らせしましたが、その後、約1か月後に病院で検査を受ける機会がありましたので、飲酒で影響の出やすい臓器は肝臓なので、今回の検診で数値を確認してきました!
まず、肝機能の検査に使われる項目は主に次の項目となる様です。
(注:身長や体重、性別などで基準値が変動します)
・γ-GTP
お酒好きの方が肝臓検査の時に最も気を付けてみる項目です。
この酵素はアルコールに敏感な為、アルコールが原因で起こる肝臓疾患の指針となるとの事でした。
成人男性の基準値は10~50U/L
成人女性の基準値は9~32U/L
・AST(GOT)
肝臓などの細胞に含まれる酵素の一種です。この値が高くなると肝障害や、心臓の疾患が疑われるとの事です。
基準値は10~34U/L
・ALT(GPT)
こちらも肝臓等に含まれる酵素の一種です。
肝臓に炎症が起きている場合には値が高くなる様です。
基準値は10~46U/L
・アルカリフォスファーターゼ
この酵素は色んな臓器に含まれていますが、ASTやALTの値と一緒に比較する事で
肝臓に問題があるのか、骨に問題があるのか特定できるとの事でした。
この値が350U/Lを超えると肝臓や骨に疾患が疑われるとの事です。
禁酒しても1日や1週間では肝機能の改善はされないとの事です。
本気で肝臓を元気にしようとするなら、月単位で禁酒やお酒の量に気を付ける必要があります。
さて今回2週間の禁酒生活を経て行った検査結果ですが…
・γ-GTP = 34U/L → 27U/L (禁酒すごい!!)
・AST(GOT) = 18U/L → 15U/L(こちらもまずまずです。)
・ALT(GPT) = 14U/L → 10U/L(いいかんじです。)
・アルカリフォスファーターゼ = 182U/L → 149U/L (YES減少!)
4項目全て減少!
結果としてどの項目も数値は平均値内で、加えて数値は下がり禁酒の効果がでました!2月末から開始した約1カ月の禁酒の後に飲んだお酒は特別美味しかったです!