腕の痛み、腕の痺れに悩む人が現代の生活で増えています。そんな痛みに効果があるツボをご紹介します。同じ筋肉を何時間も続けて使っていると首や肩にかけての筋肉が疲れ切って硬くなってきます。筋肉の弾力が失われると神経や血管が圧迫されて、腕の痛みやしびれとなって現れます。ツボを刺激して、痛みを軽減させてください。
ただし、ひどい場合や長く続く場合は腫瘍や頚椎損傷などの重大な病気の場合もありますので気をつけてください。
腕の痛み、腕の痺れに効くツボ
■曲池(きょくち)
ひじを曲げたときにできる横じわ、ひじ関節の親指側の端にある曲池(きょくち)。曲池は反対の手でひじを抱えるような感じで親指の腹をつぼに当て、ぐぐぐっと力を入れて10回ぐらいゆっくりと押し揉んでください。手首の炎症を緩和してくれるので腱鞘炎などに効きます。
■四とく(しとく)・げき門(げきもん)
前腕の甲側で手首関節とひじ関節の真ん中から指2本分指先よりのところにある四とく(しとく)。前腕の手のひら側で手首関節とひじ関節の真ん中にあるげき門(げきもん)。四とくとげき門は反対の手の平で腕を支え親指で5秒ぐらいずつゆっくり押し揉んでください。腕から指先にかけてのしびれが取れてきます。
■合谷(ごうこく)
手の甲側人差し指と親指の骨の交差したへこんだところにある合谷(ごうこく)。合谷は反対側の親指をつぼに当てその他の指で手のひら挟むようにつかんでぐぐっと押し込むように少し強めにゆっくりと15回ぐらい押し揉んでください。いろいろな症状に効くつぼですが炎症を鎮めるのにもいいつぼです。
■腕骨(わんこつ)
手の小指の付け根から手首側に移動したときに手首の手前で最初にへこむところ腕骨(わんこつ)を使います。腕骨は反対側の人差し指で軽い感じでくくっと5秒ぐらいずつ押し揉んでください。腕の血行を良くして筋肉の弾力が回復してきます。
セルフツボ押しの注意点
下記のような場合は、ツボ押しはおススメできませんので、ご注意ください。
・お酒を飲んだあと
・食後30分以内
・妊娠している方
・発熱や外傷などで体調がいつもと異なる場合