急に椅子から立ち上がるなどしたときに、くらくらっとしたり、ふらふらと目の前が急に暗くなってしまったりする立ちくらみは、内耳の平行神経に障害が起きたり、脳への血流が一時的に不足することで起こります。
立ちくらみが起こったときは、危なくないようすぐにしゃがみ込みましょう。それから、しばらくしたら背筋を伸ばしてゆっくりと立ち上がります。頻繁に起こるようなら、脳貧血などの疑いもあるのでやはり医者に行くべきでしょう。
立ちくらみに効くつぼ
■ケイ脈(けいみゃく)
耳を前の方に倒しますと、ウラにスジが出ます。その下のへこんだ部分で耳の後ろのつけ根下1/3のところにある、ケイ脈(けいみゃく)
■魚際(ぎょさい)
手の親指の根元から手首までの間、ちょうど手のひらと手の甲の色の変わり目のところの中央、親指の付け根と手首の中央のへこんだところにある魚際(ぎょさい)
■労宮(ろうきゅう)
手のひらの真ん中にある労宮(ろうきゅう)のつぼを使います。
ケイ脈や魚際、労宮といったつぼを指の腹で強めに押し揉んでください。日頃から良く揉んでおくと、症状が軽くなっていきます。
また、日頃から、仰向けに寝ころんで両手を胸の前で合わせ、強く押し合いながら、頭をわずかに浮かせる体操を行うことで、上腹部の筋肉を鍛え、胸の呼吸を大きくして脳への血流を増やすことも予防に繋がります。