ヨーガの起源については明確になっていませんが、紀元前2500年にインダス文明において、現在のインドで発祥したといわれています。元々は伝統的なヨーガを通して修行を行い輪廻転生に至ろうとしたものだそうです。
もともと、サンスクリット語で「くびきなどで牛馬をつなぎとめる」が語源の「ヨーガ」には、「結合」という意味があります。
つまりヨーガは、「心身の統一」「人間と大自然の調和」をテーマにした
鍛練法だといえます。
現在世界的に行われている身体的ポーズは、その宗教色をなくしてエクササイズとして行われており、また現在日本で流行しているものは直接インドからのものではなく、アメリカで流行したものが影響しているそうです。
現在あるヨーガの種類
- ラージャ・ヨーガ(古典ヨーガの流れ「王のヨーガ」の意)
- ハタ・ヨーガ(「力の科学」の意)
- クンダリーニ・ヨーガ(「螺旋(らせん)を有するもの」の意)
- バクティ・ヨーガ(人格神への献身を説く「信愛の道」の意)
- カルマ・ヨーガ(社会生活を通じて解脱を目指す「行為の道」の意)
- ジュニャーナ・ヨーガ(哲学的な「知識の道」の意)
- マントラ・ヨーガ(神を讃えるマントラ、「音のヨーガ」の意)
- アシュタンガ・ヨーガ(「八本の枝(八支則)」の意)
- ビクラム・ヨーガ(現代ヨーガ、ホットヨガ)
- アイアンガー・ヨーガ(アイアンガー師によって編み出されたヨガ)
※アメリカでブームになったヨガはこれをベースにしているそうです。
など、流派により多種多様なタイプに分かれています。この他にも流派はたくさんあり、それぞれ特徴があるようです。
現在のヨーガは動的なもの
現在一般的に私達がダイエットやエクササイズ目的で行っているヨーガは、古典的なものとは違うようです。古典的なものは、もっと静的で私達の心理に重きをおくトレーニングだそうです。