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子どもが急に「腕が痛い」と言い出したら。肘内症について

2017年9月6日
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いつもどおりの生活をしていても、小さい子には何かとトラブルがつきものです。 突然、腕が痛い!手が痛い!と子どもが泣き出したり、手を下げたまま動かさずにずっと黙っていたり、腕が痛いとうったえる場合には脱臼や肘内症が考えられます。

いつもどおりの生活をしていても、小さい子には何かとトラブルがつきものです。
突然、腕が痛い!手が痛い!と子どもが泣き出したり、手を下げたまま動かさずにずっと黙っていたり、腕が痛いとうったえる場合には脱臼や肘内症が考えられます。

脱臼との違い

脱臼とは、腕に限らず関節を過度に伸ばしたり曲げたりすることで、骨が完全に外れてしまう障害です。
脱臼した場合も激しい痛みがあり、靭帯の損傷を伴う場合が多くあります。子どもに限らず、急激な運動や重い荷物を持った場合など大人でも脱臼することはあります。

 

関節の骨の位置が外れる、またはズれた状態ですので、見た目にもひどく変形していることが多いため、目視でもためわかりやすい状態ですが、整形外科などでレントゲン撮影をおこない専門医に見てもらう、または柔道整復師がいる接骨院、整骨院で骨をもとの位置に整復してもらうのが一般的な治療法です。

 

肘内症(ちゅうないしょう)について

一方、肘内症は、子ども(2、3歳~7、8歳ぐらい)によくある肘の脱臼の一種で、関節を構成する橈骨(とうこつ)という骨を支えるようにに巻かれている橈骨輪状靱帯 (とうこつりんじょうじんたい)がズれて痛みが発生します。
 

 
 

子どものうちは、橈骨が未成熟なために、形状が不完全で、靭帯が逸脱しやすい状態になっているため、急に手をひっぱられたり、自分で鉄棒などにぶら下がったり、転んで手を付いたときに発生することが多くあります。
体が柔らかい小さいお子さんは、寝返りをうったときに腕を体の下に巻き込んだりしたときに発生することもあります。

 

また、痛みは肘の外側を中心に起こり、腕を動かしたり曲げようとするとひどくなります。
肘だけではなく手首や方などに広がる場合もあります。子どもの場合、どこが痛いのかはっきりしないこともありますので、動かさないようにして整形外科や接骨院、整骨院にいきましょう。

 

肘内症の対処法

脱臼の一種とはいえ、靭帯の異常となりますので、見た目には脱臼と違い、わかりづらい状態です。
整形外科の他は、柔道整復師がいる接骨院、整骨院で整復してもらうのがいいでしょう。整復した後も痛みが続くことが多い完全脱臼とは違い、肘内症だった場合、正しく整復されれば痛みはすぐになくなります。

 

痛みが続く場合は、正しく整復されていないか、骨折や靭帯の損傷など別の外傷も考えられますので整形外科医に診断してもらうか、柔道整復師に相談しましょう。

 

 

肘内症のその後

正しく整復されれば痛みはすぐになくなりますが、整復された後から1週間くらいは再脱臼を起こしやすいので、強く手を引っ張るといった外的な力を加えないように気をつける必要があります。
習慣症になることもありますので、その場合は包帯やサポーターで固定するのも効果的です。習慣症となっても、子どもが成長すれば次第に骨も固まり、発症しづらくなります。

 

 

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