足と脚
脚とは、骨盤下の付け根から足の指先までのことを指します。専門的には下肢といわれる部分です。下肢と呼ぶ場合、骨盤も含みます。
足は、くるぶしから足の指先までのことです。
足の筋肉・骨格の構造
足の趾骨(しこつ)は指の骨、基節骨・中節骨・末節骨で構成され全部で14本あります。そして、中足骨が5本、足根骨が7個、これに種子骨2個を加えて片足28個・両足で56個の骨で構成されています。
人間の骨の数は、全体で約200~208個の骨があるといわれていますが、足だけで4分の1を占めています。数がまちまちなのは、その人の年齢によって違うからです。子供の方が、大人よりも数が多く、大人になるにつれ、骨がくっついてひとつになってしまう場合があるからです。
そして、全身の筋肉の70%が脚にあります。
足や足指を動かしている筋肉の多くは、膝の下あたりから繋がっています。
立つ・歩くで、足や足指が動くということは、脚全体、特に膝から下の下腿(ふくらはぎ)は動かされるのです。
ふくらはぎは第二の心臓
心臓の大きさは自分の握り拳と同じ大きさといわれていますが、この小さなポンプの手助けをしているのが、脚の筋肉です。特にふくらはぎの筋肉は、血液を心臓に向かって押し上げる働きをしていて、第二の心臓とよく呼ばれています。ふくらはぎが硬かったり、筋肉が衰えたりすると、血液がうまく心臓に戻らす、体調が悪くなることもあるくらいです。
足にかかる負荷
また、歩く時は地面からの衝撃を吸収したり、地面を蹴るときのバネの役割もしているので、骨格はいくつかのアーチ状を形成しています。このアーチが崩れると、足底筋膜(腱膜)に負荷がかかり、足のトラブルがでてきます。よくあるトラブルが足底筋膜炎や外反母趾、胼胝(たこ)などになります。